人工透析|いななみクリニック|神戸市西区のリウマチ・膠原病・人工透析・内科・腎臓内科

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人工透析

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人工透析

人工透析

人工透析には腹膜透析と血液透析があります。当院で行うのは血液透析が中心です。透析によって腎不全が治癒するわけではないのでこの治療は血液中の毒素と過剰な水分を除去し、少しでも長く人生を送っていただくための医療です。当院は16台の小規模の透析施設ですがon-line HDFなどもできる機能を持つ最新の機械を導入しております。
医学が発展し、糖尿病薬や腎薬物療法に使用される薬剤も増えたとはいえ、透析に入る方は減少しているわけではなく、増加傾向にあります。ひとは年齢とともに腎機能が悪化します。これは避けられないことです。そこに糖尿病、高血圧症などの慢性疾患が加わると腎機能が低下し尿毒症になる高齢者が近年増加傾向するということになります。透析導入年齢は70歳、80歳代が最高となり90歳代でも透析導入ということも珍しくなくなりました。高齢者の人工透析は認知機能の低下などで透析そのものが困難になるほか、介護に伴い家族の負担も増加します。糖尿病、高血圧症だけでなく、膠原病、血管炎なども腎不全を引き起こします。ネフローゼ症候群も高齢者では腎機能はさほど悪くなくても透析になる可能性があります。さらに長期透析になると下肢血管の閉塞が問題となります。心不全、脳梗塞、も増加します。

私共は下肢血管の狭窄の早期発見を心がけています。少しでも長い距離を歩けるように出来るようにするのも透析に携わるものの役割です。透析は患者さまにとってはつらい医療です。つらい透析を楽にする方法は水分の管理ですが今年のような暑い夏はなかなか大変です。患者さま一人ひとりの訴えに耳を傾けて透析医療にあたりたいと思います。透析シャントの管理は生命にもかかわります。当院ではシャントの手術やPTA(バルーン拡張術)も行います。血管撮影装置も設置しています。できるだけ身近なところで透析に必要な処置を行いたいと考えています。